仕事も忙しいし、休日は友達と遊んだり自分の趣味を充実させたい。
今のままでも楽しいから恋愛なんてしている暇がない、と思っている人は男女問わず結構多いようです。
2015年に内閣府が公表した「結婚・家族に関する意識調査」では、恋人のいない20代～30代の男女のうち37.6％が「恋人がほしくない」と回答しています。
理由で最も多いのが「恋愛が面倒」（46.2％）、次いで「自分の趣味に力を入れたい」（45.1％）というものでした。
フリーの男女のうち、恋人がほしくない人が約4割でその半数近くが恋愛が面倒と回答しているのですから、恋愛が面倒だと思ってしまうあなたもけっして少数派ではありません。
それでも女性同士が集まれば必ずといっていいほど恋愛の話題で盛り上がりますし、若い女性をターゲットにした雑誌やドラマ、小説、漫画などあらゆるものが恋愛をテーマに取り扱っています。
ずっと独身のままでいるつもりはないけど恋愛はしたくないと思う自分はおかしいのかな？なんて不安になったことがあるかもしれません。
しかし、そんなあなたこそ婚活で幸せな結婚ができる可能性があるのです。
目次
そもそも恋愛や結婚は面倒くさいものである！
あなたが恋愛を面倒だと思う理由を具体的に考えてみましょう。
過去に辛い失恋をしたことがあり、もう傷つきたくない。
こう思う人は一度は恋愛にのめりこんだことがある分、その危険性を身をもって知っているので新しい恋に対して慎重になりますが、再びハマりやすい素質を持っているのも事実です。
恋人や好きな人がいない状態が長く続くと恋愛が面倒になってしまうことがありますよね。
車のエンジンが一度冷えてしまうと、次に走ろうとしてもなかなか暖まらず走り出せないのに似ています。
今はそんな気になれないけどいつか再び恋をしたいと思っているのなら、冷え切ったエンジンでいきなり暴走するのは事故の原因になります。
情熱的な恋愛ではなく、穏やかで安心できるお相手を探すのがいいでしょう。
恋はするものではなく、おちるもの。と言ったのは作家の江國香織さんですが、そもそも恋愛とは自らの意志でコントロールしきれない面倒くさいものなのです。
思うようにならない状況に一喜一憂し、相手の言動で嬉しくなったり悲しくなったり感情の振れ幅も大きくなります。
そんな経験が人生のいろどりになり、人間を成長させるとも言えるでしょう。
しかし、別の見方をすればそれだけ気力体力を消耗するということです。
いい恋愛をしている女性はホルモンバランスが良くなって肌もきれいになり、仕事もますます頑張れたりします。
逆に恋愛がうまくいかない時は、仕事が手に付かなくなったり、趣味の時間が減ったりこれまでの充実した生活に支障が出たりもします。
どちらになるのかは恋に落ちてみないとわからない不確実なものです。
そんな恋愛を「コスパが悪い」と敬遠する若者も最近は増えているようです。
いつも恋をしているいわゆる恋愛体質の人は基本的にロマンチストです。
夢や愛を語るのも人生では時には大切かもしれませんが、出来ればそういう不確実なものに頼らず人生設計をしたいと考えるリアリストが増えることは、現代の不安定な社会情勢を考えるとおかしなことではありません。
自分の自由時間がなくなるのが嫌だ。相手のペースにあわせたくない。
こう思う人は自分の世界をしっかり持っていて楽しんでいる人です。
しかし、あなたには一生独身のままで生きていくという強い決意と経済力がありますか？
恋愛は面倒だけど、一生ひとりは心細いし、子どもも欲しい。仕事や趣味に理解のあるパートナーと結婚して人生をより充実させたいと思うのが本音ではないでしょうか？
いずれ結婚するつもりなのであれば、恋愛ではなく結婚を前提に付き合えるお相手を探すのがおすすめです。
結婚は確かに独身時代のような自由がなくなるという面もありますが、年齢を重ねるにつれて人は自分の生き方や生活ペースを変えづらくなります。
自分の世界が固まりきってしまわない柔軟なうちに結婚してしまうのが長い目で見るとお得かもしれません。
子どもが小さいうちは自分の時間がなくて大変ですが若いうちは体力も環境適応力もあります。
子どもに手がかからなくなってからゆっくりできる時間も当然ながら早く子育てを始めた人の方がたくさん残されています。
最近の平均初産年齢は地方によって差がありますが大体３０歳前後です。
これくらいの年齢なら学校を卒業してから独身生活を満喫し、家庭モードにシフトするのに早すぎるということはないでしょう。
自分の人生計画のうち今は家庭中心になるときだと冷静に覚悟してから結婚する人の方が、恋愛結婚した人と比べて結婚後のギャップに悩むことも少ないのです。
子どもを持たない選択をした場合は、家事や家計を大人ふたりで助け合うことになるので相手次第で独身時代より自由に使える時間やお金が増えるかもしれません。
面倒な恋愛をせずに幸せな結婚をする方法
面倒な恋愛をせずに結婚をするための1つの方法としては、お見合いや婚活が有効です。
恋愛の面倒くさいプロセス（出会って、仲良くなって、デートに誘って、距離を縮めて、やがて告白という一連の流れ）は大幅に省略できますし、付き合ってからもそろそろ結婚したいのに彼がなかなかプロポーズしてくれないなどと悩むことはありません。
2015年のフジテレビ月９ドラマ「デート」では結婚についての印象的なセリフがたくさんありました。
見ていない人のために補足説明しますと、ドラマ「デート」は東大大学院卒のエリート超理系女子の藪下依子（杏）と大学卒業後一度も働いたことがなく、文学や芸術や娯楽を愛する自称「高等遊民」の谷口巧（長谷川博己）という恋愛や結婚に向いていない２人が様々な出来事を通して結婚へと向かうラブコメディです。
数学を愛する合理主義者の依子は「私はかねがね結婚とはお互いが有益な共同生活を送るための契約に過ぎないのではないか、と考えていました。」「愛情？などという数値化出来ない不確定要素を基板に人生を生計するなんて非合理的よ」と言い、ニートで専業主夫希望の巧が「 恋愛なんてもんはな、性欲を美化した表現にすぎないと芥川龍之介も言っているよ！本来、恋愛と結婚は別物だ！」と言ってのけます。
長年甘く切ない恋愛ドラマが主流であったフジテレビ月９で、それを真っ向から否定するようなセリフがたくさんあるこのドラマがヒットしたのは、心の中でこんなセリフに共感した人が実は多かったのかもしれません。
依子のセリフには「恋愛結婚が増えるに従い未婚率と離婚率が増え、出生率が低下している。この現実をどう説明するんですか？」というのもあります。
現代日本では恋愛の末に結婚があるという考え方が浸透していますが、一昔前は結婚してから愛情を育むという順番で幸せに暮らした夫婦も多かったのです。
お見合いや婚活で出会う相手は最初から結婚を前提に考えているので、自分と相手の価値観は合うか、結婚するならどういうライフプランを立てるかなどを単刀直入に話し合うことができます。
幸せな結婚を目的にするのならば、恋愛期間を長く楽しむことは必ずしも有意義ではありません。
恋愛はお互いが向き合って色々な感情をぶつけあうものですが、結婚はお互いが家庭という同じ目標に向かって共に歩むものです。
恋人と家族では愛情のかたちが少し違っているので、相手を選ぶときに、恋愛相手としてふさわしいかどうかより、最初から結婚相手としてふさわしいかどうかを見る方が人生設計はしやすいでしょう。
パートナー探しに結婚相談所を使うメリット
普段の生活で出会った男性に対していきなり結婚後の生活やライフプランの話をしたら、プレッシャーを感じて引いてしまう男性もいるかもしれません。
相手に「結婚できたら自分じゃなくて誰でもいいのか」なんていじけられる可能性もあります。
結婚相談所に登録している男性は真剣に結婚を考えている人ばかりなので、最初から自分たちの結婚観について話しあうことができますし、あなたの価値観に合った相手をマッチングしてもらえるので結婚までの期間が短くて済みます。
結婚相談所に登録している人達って自分で相手を見つけられなかったモテない人ばかりなのでは？というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、結婚相談所にも素敵な男性はたくさんいます。
あなたのように仕事や趣味に打ち込んできたらいつの間にか年齢を重ねていたという男性は、あなたと同じく恋愛には時間をかけたくないけど結婚したいという方ですので、価値観が似ているともいえます。
また結婚相手を探す方法としては結婚相談所やお見合いはもっとも真剣度が高い媒体なので、気軽なパーティや合コンと違って真面目に将来を考えている男性が多いのです。
仕事や趣味も結婚したほうがうまくいく
男性であれ女性であれ仕事で成功する人には必ずといっていいほどその人を支えるパートナーの存在があります。
スポーツ選手や名誉ある賞の受賞者がインタビューで妻（夫）に感謝の言葉を述べるシーンをよく見ますよね。
結婚は喜びを倍に、悲しみを半分にするとよく言われます。
誰かが自分のことを無条件で受け入れてくれるという安らぎは自己肯定感を生み、仕事にも集中できるようになります。
守るべき存在があるという責任感が人を強くすることもあるでしょう。
安らぎと強さを手に入れ、精神的に充実している人には余裕が生まれ、仕事にも趣味にも落ち着いて取り組むことができるので、結果として成功しやすくなります。
また夫婦それぞれの得意分野が違うとお互いの苦手なものを補いあうことが出来ますし、今まで知らなかった世界もたくさん経験できます。
恋愛が面倒でも、一生ひとりで生きていくのも生き方は自由です。
ただし恋愛が面倒だけど結婚はしたいと思っている人はぜひ婚活による結婚を前向きに考えてみてください。
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