働きたくないから結婚したい？専業主婦をめざす婚活の心構え

女性の生き方には、いくつもの選択肢がありますよね。
結婚しても仕事を続けるか専業主婦となるかという選択は、多くの人が悩む問題のひとつです。

近年、政治家は「女性が輝ける社会」というキャッチコピーのもと女性の就労をどんどん後押ししていますが、若い女性の間では専業主婦志向が高まっているというニュースもあります。

仕事を辞めたいと思っている人にとっては、結婚を機に家庭に入り、愛する家族のために毎日働くという生活が夢のように感じられるかもしれません。
専業主婦をめざす女性が注意しておきたいことを考えます。

長い目でライフプランを考えよう

もう会社勤めも飽きて面白くなくなってきたから、結婚して専業主婦になりたい。
こう思うあなたは社会人何年目でしょうか？学校を卒業して数年から10年前後という方が多いと思います。

しかし、希望通り専業主婦になったとしたら、結婚生活は今までの会社員生活の何倍もの長い時間です。
時間がたてば、主婦業に飽きたからまた外に出て働きたいなと思う可能性もあるし、家計の面でどうしても働かなければならないときが来るかもしれませんね。

その時に再就職がしやすいような資格や働き方について、一度は考えておいたほうがいいでしょう。
結婚しても仕事を続ける女性の中には、仕事が好きで続けている人もいますが、一度辞めると再就職が難しいから辞めたくないという理由で働いている人も多いのです。

専業主婦のメリット

まずは、専業主婦でいることのメリットを考えてみましょう。

会社勤めよりも、自分の裁量で仕事内容を決められる

体調が悪いときは手抜きもできるし、○時から○時までは休憩など自分でスケジュールを決められます。
　家事が年中無休で大変だということがなかなか理解してもらえないのはこういった自由度の高さによるところも大きいでしょう。

子どものそばにいることができる

近年は待機児童問題も深刻になり、復職のために0歳児から保育園に預ける人も多いですよね。
子どもの体調が悪いときも、仕事を休むことが出来ず病児保育などを利用する人もいるでしょう。

専業主婦であれば、平日の昼間も存分に可愛い我が子と一緒の時間を楽しめることができるし、子どもが病気のときは仕事を気にせず看病に専念できます。

専業主婦のデメリット

次に、専業主婦でいることのデメリットも挙げておきます。

専業主婦を希望する男性は競争率が高い

若い男性の大多数が結婚後も妻に仕事を続けてもらうことを望んでいる昨今、専業主婦希望の女性は結婚相手としては敬遠される可能性があります。

妻が専業主婦でも問題ないと言えるような年収の高い男性は、競争率も高いので、そういった男性を射止めるだけの魅力を自分も持っていなければなりません。

経済的なリスク

夫が病気で働けなくなったり、離婚したりしたときの生活費や、子どもの教育費の捻出など将来かかるかもしれないお金を、働かないことで失っている可能性があります。
子どもと一緒に過ごす時間や、精神的に余裕をもって家事ができることはお金では買えない価値と見る人もいるし、経済的な損失を何より怖いと思う人もいます。