突然ですが、今この記事を読んでいるあなたは長女ですか?

長女は恋愛において甘え下手で不器用な傾向があるそうです。

初めての子として両親の期待も大きく厳しくしつけられやすいうえに、弟妹の世話にも慣れているので自分の気持ちよりも他人の気持ちを優先させる考え方が自然と身についてしまっているからです。

結婚相手を選ぶ際にもついつい親の顔色をうかがい、慎重になりすぎてなかなか決断できないという経験がある人もいるのではないでしょうか。

一方で、親に叱られる姉の姿を見て学習し要領よく育ってきた妹は末っ子体質で甘え上手です。

のびのびと育った妹が不器用な姉より先に結婚するのは世間によくある話ですが、人生の大きな転機でもある結婚を妹に先を越されてしまった姉の気持ちは複雑ですよね。

子どもの頃は、何をするにもあなたが妹よりも先にできて、進学するのも社会に出るのも妹は自分の後から追いかけてくる存在でした。

そんな妹が姉であるあなたより先に結婚することになり、自分の知らない未知の世界へと飛び込んでいくなんて、なんだか取り残されたような気分になって焦りや寂しさを感じてしまいますよね。

妹が先に結婚することを知った親戚や祖父母は、そんなあなたのモヤモヤした気持ちにさらに追い打ちをかけてきます。

次はあなたの番ね。早くご両親を安心させてあげなさい

妹が先に結婚したんだから、あなたも早くお相手を見つけなきゃ!

あなたには誰かいい人いないの?いるならどうして結婚しないの?

などなど、今まであなたに無関心だった親戚のおじさんおばさんたちが急に口うるさく干渉してくることもあります。

みんな自分のことを心配して言ってくれているのかもしれませんが、

私には私の人生があるんだから放っておいてよ!

と叫びたくなるときもあるでしょう。

そうは言っても、妹の結婚を羨ましいと感じる気持ちがあなたの中に少しでもあるのなら、これを機に自分の結婚計画について真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

目次

あなたは結婚したい?したくない?

妹の結婚話が具体的になってくると、初めての体験がたくさんあります。

結婚式に至るまでには両家の顔合わせや食事会、結納など家同士の様々な行事が行われますが、その現場には姉であるあなたも参加することになりますよね。

新婦になる妹は色々な準備に忙しく、彼との新生活に夢いっぱいで周囲を冷静に見る余裕がありませんが、あなたは第三者として客観的に結婚に向けて必要な一連の流れを観察できます。

色々なしきたりや段取りを経験することで自分の時はこうしたいというような反省や要望が出てくるかもしれません。

婚約に行き着くまでは恋人同士である2人の問題ですが、結婚するとなるとお互いの家族が絡んできます。

結婚式までに様々な問題が起こることもあれば、両家の価値観の違いで揉めることもあります。

例えば結婚式の規模ひとつとっても、親がお金の援助はしない代わりに身内だけでひっそり挙げたいという家もあれば、お金を援助するから親の顔を立てるために親戚や取引先などをたくさん招待した大規模な披露宴にしたいという家もあります。

結婚式を挙げる場所も新郎と新婦どちらの地元で行うのか話し合いが必要です。

迷った末、両家それぞれの土地で2回も挙式をするカップルだっているのです。

招待するゲストの事情も様々ですから、急なキャンセルや配慮が必要な場合も多々あります。

色々な相談と調整を繰り返してやっと迎えた結婚式で妹の美しい花嫁姿を見たとき、姉であるあなたも「あの小さかった妹がこんなに立派に成長して…」とご両親と同様の感慨深い気持ちになるでしょう。

あなたは妹の結婚までの様子を客観的に見て、自分も結婚したいと思いましたか?
それとも独身でいたいと思いましたか?

まずは冷静に自分の心に聞いてみましょう。

結婚したいと思ったのなら、妹の結婚をきっかけにあなたも自分の結婚にむけて積極的に活動を開始すればよいのです

妹の結婚から学ぶ理想の結婚相手は?

妹の結婚話が進んでいくうちに家族の関わりの大切さを感じることも多いでしょう。

親が反対する相手だと説得に時間がかりますし、結婚までの道のりが厳しくなることもあります。

世の中には駆け落ち同然のように反対を押し切って結婚するカップルもいますが、やはりせっかく結婚するのならば、みんなに祝福されて結婚したいというのが人間の一般的な感情ではないでしょうか。

また、家同士の格差やそれぞれの土地の風習などせっかく婚約しても家族間の問題で破談になるケースというのも意外と多いものです。

お互いが好きという情熱だけで良かった恋人同士と違って結婚するには家と家との間にある様々な問題をクリアーすることが必要となってきます。

それを踏まえた上で、あなたの理想のパートナーを想像してみましょう。

あなたのことを好きになってくれて、あなた自身も好きになれる人で、あなたの家族も大事にしてくれそうなパートナーはどんな人でしょう。

今付き合っている彼は、あなたのイメージする理想のパートナーになれそうですか?
またあなたも彼の家族を好きになれそうですか?

もしそうでなければ、他の男性に目を向けてもいいかもしれません。

結婚は家族や親戚や友人一同を巻き込む大きなイベントなので、できることならば失敗なく、ひとりの相手と生涯添い遂げたいですよね。

あなたの中で「この人との結婚は何かが違うな?」と迷いがあるのなら、他の男性に目を向けることは悪いことではありません。

人生の伴侶を見つけた妹の姿を参考に、あなたの理想の結婚相手はどんな人かじっくり考えてみてください。

今の恋人との結婚を考えてみよう

妹が結婚する時にあなたにすでに恋人がいるのなら、彼と結婚したいかどうかを真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

あなたに結婚願望があるのなら、彼に「妹が結婚するのだけど、私たちはいつぐらいに結婚しようか?」と勇気を出して聞いてみるのもいいでしょう。

妹の披露宴や結婚前の食事会に、自分の婚約者として彼を招待するという方法で結婚に向けて既成事実を作る人もいます。

また、お互いの親に会うと親が背中を押してくれて、とんとん拍子に結婚話が進むこともあります。
まずは親や妹に彼を紹介するところから始めてみましょう。

女性には妊娠、出産にタイムリミットがあります

そして一般的に男性は女性ほど妊娠・出産のタイムリミットに詳しくはありません。

もし、あなたが将来子どもを持つことを希望するのであれば、彼に

「あなたは将来子どもが欲しいと思っている?年齢のことを考えれば私は○歳までに出産したいと思っているんだけど、あなたはどう思っているの?」

と聞いてみる価値はあります。

妹が結婚する時であれば、自然な流れで話をしやすいのであなたにとって彼との結婚や人生計画について話しあうよいタイミングだと思えばよいのです。

もし、今の彼があなたの家族と会おうとせず、彼の家族にも紹介するそぶりも見せないのなら、彼にはあなたと結婚する気が今はないのかもしれません。

彼が結婚にためらう気持ちを思いやり、悩みや不安があるのならば話し合っていっしょに乗り越えることも可能ですが、そんな相談ができる気配すらないのであれば、現在の相手との結婚は早々に諦めた方がいい場合もあります。

幸せな結婚生活を送るためには、自分との将来について真剣に考えてくれる人と結婚しなければなりません。

結婚生活は時には面倒なこともたくさん起こります。
様々な問題を夫婦で解決していかなくてはならないのです。

将来の人生計画を共に考えることが出来ないような相手では、もし勢いで結婚したとしてもあなた自身が苦労することになるでしょう。

そのような男性には、この際見切りをつけることを考えてもいいかもしれません。

彼の夫としての素質と、結婚という共同生活をお互い協力しながら守っていこうという心意気を持っているかどうかは最低限確認しておきたいものです。

今の彼と結婚せずに恋人同士のままの方が気楽でいいと思うなら、そのまま付き合っていくのも良いでしょう。

世の中に事実婚といって法的な婚姻制度にとらわれないカップルもたくさんいます。

伝統的な結婚制度に慣れているあなたのご両親は最初は戸惑うかもしれませんが、親にとっては娘が幸せでいてくれることが一番なので、あなたが幸せに生活していることがわかればきっと安心してくれるはずです。

ただし、日本の婚姻制度は法律に守られた様々な優遇がたくさんあるので、事実婚を選ぶことに断固としたポリシーがない限りは結婚してしまった方が色々と楽な状況も多いです。

彼がいない人の婚活

現在付き合っている恋人がいない場合、妹の結婚をきっかけに積極的に婚活を始めてみてもいいでしょう。

婚活とは結婚をするために様々な活動をすることです。
幸せになるために、あなたの人生を自分で切り開いていくことなのです。

学生時代には進学する学校を選んだり、就職のために就職活動をしたりしましたよね。
自分の人生の大事な場面で、あなたはこれまでにも自ら積極的に活動してきたはずです。

学生時代に就職活動をするときには、就職セミナーに参加しませんでしたか?

また卒業後に仕事を探す場合は、ハローワークや人材紹介会社に登録することもありますよね。

仕事を探すときには、履歴書を提出し自分の希望する仕事内容を記入します。
求人をしている会社も人材への希望条件を出してきます。

企業と求職者の双方の希望を見た上で両者を結び付けているのが人材紹介会社ですが、婚活でその役割をはたしているのが、結婚相談所やお見合いの仲人さん達です。

ハローワークは仕事を見つける所、結婚相談所は結婚相手を見つける所なのです。

一昔前は結婚のことを「永久就職」という言い方をすることもありましたよね。

共働きが増えて、女性が男性に一生養ってもらうという感覚は現代ではだいぶ減りましたが、家庭を自分の所属先として考えるならば、死ぬまで続くまさに終身雇用です。

企業の終身雇用制度が崩れつつある現代では、結婚生活においても「転職」する人が増えているようですが、それでも転職回数より結婚回数の方が多いという人は極少数です。

会社生活以上に人生の長い時間を共に歩むパートナーですから、自然な出会いだけにこだわらず積極的にお相手候補の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

就職活動をする時は積極的にハローワークや人材紹介会社を利用するのに、結婚相手を見つける時に結婚相談所に行くのに抵抗がある人もいます。

あくまで自分で相手を見つけたいという人はインターネットの婚活サイトに登録したり、婚活パーティーに参加したりして、出会いのチャンスを多くすることも可能です。

自分にとって一番やりやすいと思う婚活方法でパートナーを探すことによって、あなたの希望する幸せな未来に近づけるかもしれません。

まとめ

妹が先に結婚することは、姉であるあなたにとっても自分自身の結婚についてよく考えられるよい機会です。

結婚についての様々な出来事を妹が先に経験してくれたことで、あなたの結婚については、親も寛大になってきます。

もし妹の結婚前に紹介していたら反対されたような結婚相手でも、妹の結婚の後ではすんなり許可が出るかもしれません。

親も2回目以降は余裕と慣れが出てくるからです。

妹が先に出産した場合は、あなたにも「親に孫の顔を見せてあげなければ」というプレッシャーがなくなり、開放的な気持ちになることもあるでしょう。

幼い頃とちょうど逆の立場で、自分より先に色んな経験をしている妹を見ながら、あなた自身がのびのびと自分の幸せを追求することができるのです。

また妹も子どもの頃は何でも自分より先にできる姉にひそやかな対抗心を持っていたかもしれません。

自分が先に経験する立場になることによって、姉であるあなたの気持ちがわかるようになると、妹はあなたの結婚に関してもよきアドバイザーになるでしょう。

女友だち同士では言えないような本音でも、同じ親を持つゆえの悩みや心配事を親身になって考えてくれるはずです。

もしあなたが女ばかりの姉妹で育ったのであれば、妹の夫という義理の弟の存在も新鮮に感じられることでしょう。

妹の結婚を通してあなた自身も姉という重荷を少し降ろして軽やかな気持ちで自分の幸せを考えてみてください。

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